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税金が映す世相 ~税金こぼれ話~

今回は、税金と社会がお互いに影響しあったエピソードを紹介します。

📜 過去の日本にあった「珍税」のエピソード

当時の社会問題や流行を反映した、今では考えられないユニークな税金です。

1. 「うなぎの寝床」を生んだ間口税

江戸時代から明治初期にかけて、家屋が道路に面している間口(まぐち)の広さに応じて課税する「間口税」がありました。間口が広いほど税金が高くなるため、人々は間口を極端に狭くし、代わりに奥行きを非常に長くするという設計を工夫しました。

結果、京都市や金沢市などの歴史ある街に特徴的な、細長い建物(通称「うなぎの寝床」)が多く誕生しました。税制が街の景観や建築様式にまで影響を与えた、歴史的エピソードです。

2. 異常なブームを終わらせた「うさぎ税」

明治時代初期、外国産の珍しいうさぎをペットとして飼うことが東京府(現在の東京都)で大流行しました。あまりに人気が過熱し、うさぎの取引価格が高騰、投機的な売買の対象にまでなりました(当時の巡査の初任給の数十倍で取引されることも)。

東京府は、この異常なブームを沈静化させるため、うさぎ1羽につき月1円(現在の価値で1万円くらい)の「うさぎ税」を導入しました。税金が課されたことでうさぎの価格は暴落し、ブームは収束に向かったそうです。

🏢 税務調査と世相を映すこぼれ話

3. SNS投稿が税務署からの「お尋ね」のきっかけに

納税額に見合わない高級車やブランド品の購入、豪華な海外旅行、頻繁な高級レストランでの食事などをSNSで自慢していると、税務署が目をつけ、「なぜこれほどの資産が形成できたのか?」という「お尋ね(質問状)」が届くことがあります。他にも、美容系インフルエンサーやイラストレーターなど、SNSでの活動で収益を得ている人たちに対して、「このイラスト集は完売した」などの投稿内容を基に売上を特定し、税務調査に入った事例報告もあります。

SNSでの華やかな生活の投稿が、思わぬところから税務調査のきっかけになるという、現代ならではのエピソードです。